メリークリスマス

先日、かよちゃんとモリタくんと時折(HP)のクリスマスマーケットへ行ってきた。たくさんの作家さんの手作りのものや、ドイツの雑貨がいろいろ置いてあって、あれもこれも欲しいのをぐっと我慢して、りょうちゃんの作ったフォーチューンクッキーをひとつ買って。3にんで並んであったかいカフェラテや珈琲やハーブティーを飲んだ。

フォーチューンクッキーに、忍ばせてあった、ことば。なる。乗り込んでしまったわたしに、ぴったりなのであるよ。

きのう。
つまりイヴは、おーちゃんとブクマジャーナルの最新号を配って歩いた。その前に少し、パルコ前でバンアパのインストアで体を揺らした。たぶんこれが、今年最後の生音だなあと思った。

「わたしたち、きょうはブクマサンタなんです」と配布する先々でゆった。古着屋のおねいさんが「はわわ、すてき!」とゆってくださった。おーちゃんは赤いアウター、わたしは赤い手袋とマフラーをしていた。サンタだ。イヴに出歩くことは、思ったほど嫌じゃなかった。いやいや!楽しかった。

やっぱり、NIRO CAFEでケーキよね。イヴだもんね。サンタのうしろには、バンビがいるのよ。

夜、JR乗って春日井の文化フォーラムへ。春日井駅から文化フォーラムまでは、イヴとは思えない閑散とした道が続いた。それまで街にいたので余計。

高木正勝さんの[あゆち]とゆう展示映像を観た。かよちゃんが「夜にゆくとよいよ」とゆっていた意味がわかった。寝転がって、多治見の陶器のゆたんぽを抱えて、映像観ながら、おんがくを聴きながら、気持ち良くて眠ってしまった。おーちゃんに肘で2回くらいこづかれて、起きた。しろいあな、に入った。

くろいあな、は怖くて入れなかった。すてきなイヴだった。

ちゃんちゃん。

あなたとゆく、ミュウジックとの日々

イベントが終わって、ボウっとしてしまう。ダメダメよー、そんなんじゃ。

サケロック。磬くんがいる4にんでのサケロック、最後のなごやライブを観てきた。バルコニー席のベストポジションで、果奈とちゅろとおけと。それはもう素晴らしくて、もうとにかく楽しそうで楽しくって、とてもとても良かった。ダブルアンコールも起こるわけだ。

「いつでも観れるし、だから今回はいいや」なんて、サケロックに限らず、ライブスケジュールを眺めては毎回思ってしまっていたけれど、そんなことちょっとした奇跡だと思う。だから、もっともっとちゃんと観にゆこう。観たいおんがく、その時にしかないもの、こんなにも楽しいんだから。

磬くんのいるサケロック、だいすきだった。

あたらしいサケロックも、きっとすき。

イベントが終わったよ

きのう[冬の贈りもの展]が終わりました。寒い中、寒いところへ足を運んでくださったみなさん、ほんとうにありがとうございます。たくさんおともだち来てくれて嬉しかったなあ、ナア!随分とたいへんだったけれど、終わってみればなんとか。これからに繋げてゆけるかなあ、と思いました。

会期中わたしが買ったのは、かよちゃんのクッキー(本の形にラッピングされてるんだよ)と横山さん(HP)のねこブローチ。どちらも可愛くってどうしましょう。ねこブローチは、覚王山アパートのソボクロでも手に入るみたいで、ゆかなくちゃ!と思いました。

今回の壁の作品展示、全部写ってませんがこじんまりと、だいたいこんな感じでした(photo by ミエコ)。ウェブでしか公開していなかったmy dearシリーズを並べましたが、このシリーズも続けてゆくか、いろいろ思うところ有りどうするか考えチュ。

封筒もちろん、ブックカバーやブックマーク売れたの嬉しかったなあ。手にしてくださったみなさんのエールを励みに、これからもがんばりたいです。やることいっぱい、やりたいこともいっぱい。

よし。えいえいおー

きょうからのためのこと

きょうから、[冬の贈りもの展]始まります。

昨日バタバタと(ほんとうにバタバタと)搬入を終えました。展示作品の調整で、遅くまで会場のスタジオナゴヤのみなさんにお付き合いしていただいた。ソウ・ヤング!なおとこのこたち。ほんとうにありがとう。

たくさんの作家さんがいるなかで、横山正美さん(HP)のねこブローチがとってもとっても可愛くって顔がほころんでしまう。どうしよう。いろんなお顔をしているので、選ぶの相当迷ってしまうよ。

ねこブローチのお写真の許可いただいてます、横山さんありがとうございます。

横山さんがブログでもご紹介されている通り、このねこブローチの売り上げの一部は[きーちゃんち企画]とゆうところへ寄付され、保護ねこさんのごはん代や病院代に使われるそうです。なので、こーんなにしっかりした作りなのにお値段がとっても安いんです。売れないと寄付ができないから、と、横山さんの保護ねこさんたちへの愛情がたっぷり詰まったブローチです。

我が家のひめさんも、数年前道路の側溝に落ちてミャーミャー泣いているところを保護され、里親探しボランティアをしている母の友人のところへ保護された保護ねこさんです。どうかこのねこブローチで、少しでも多くの彷徨いねこを救えたらなあ。

「あなたのその手、差し伸べてくださらない?」

冬の贈りもの展、本日より始まります。拙いですが、わたしの初めての雑貨、コラージュ封筒をたくさんご用意しました。たいせつなひとへの贈りものへ、使っていただけたらなあ。たいせつなひとのこと、思い出しながら、いろんな作品を見に是非きてください。

ニコルズとわたし

2007年の秋のことでした。もうどうしようもない程、体調のコントロールが出来なくなっていたわたしのところに、ちこちゃんから赤いハーモニカと一緒に、あるCD-Rが送られてきました。音楽なんてなあ、と正直思っていた。思っていたけれど、そのCD-Rを聴いた瞬間に、いままさに踏み間違えようとしていた足元を、正してくれたのです。それが、D.W.ニコルズの[愛に。]とゆう歌でした。

当時、CDプレイヤーが壊れていたので、書斎のパソコンでかけて聴きながら反射的にぼろぼろに泣いたことを、とてもよく覚えています。

ようやく彼らに会えたのは年が明けた、春の近くでした。[愛に。]のイントロになった瞬間、わたしは感極まってあろうことか空いたフロアのど真ん中で泣いてしまった。でもそこから、たぶん始まったのです。ニコルズが歩むように、わたしも歩みだしたのは。

先月、久しぶりにライブハウスで彼らを観ることができました。年明けのワンマンは、ライブが始まってすぐに調子が悪くなってしまって、肩を落としてトボトボ帰ってきたので、どうしても今回のワンマンは最初から最後までいたかったのです。でもそれができて、ほんとにほんとうに嬉しかったです。開場、開演、終演までが、ほんとうに、素晴らしいステージでした。

ニコルズの歌うことは、ごく当たり前のことだときっと思うけれど、思うけれどごく当たり前のことって、人間ってばかだからすぐに忘れてしまって、気をつけようと思っていても忘れてしまったりして、だからこんな風に当たり前の歌が、この世界には必要なんじゃないかなあと思う。

もういまは[愛に。]を聴いてもじん、とは来るけど、泣かないよ。その代わり、また別の意味で泣いてしまう歌があるんだけれどね。それはひみつ。

「運命の出会いって、本当にあるんだって。知ってる?」

2008年3月3日。泣いてるわたしに駆け寄って、まなんちゃんがくれたセットリスト。

となりのおばあちゃん

となりには、独り暮らしのおばあちゃんが住んでいました。わたしが物心ついたときから[おばあちゃん]だったので、ずっと長い間おばあちゃんでした。来月で94歳を迎えるところだったそうです。ここ数年は施設に入られていたので、もう顔を合わすことは無かったのだけれど、やっぱり気になっていました。先日、静かに家族葬で見送られたそうです。

きょう、お線香をあげさせてもらいました。おばあちゃんの娘さんが、遺品の整理に来られていたので、お願いをして本当に久しぶりにそのお家に入りました。平屋の、ものすごく古く、そこら中に段差があって、雰囲気のあるお家。たくさんのたんすと、たくさんの物。台所の天井には明かりとりがしてあって、なんとなくだけれど、覚えていました。小さい頃、お兄ちゃんとこのお家で折り紙を教えてもらいました。それから、広告を丸めてカゴを作ったり。そのお家に入った確かな記憶は、もうそれしか残っていません。

数年前、変なじかんに我が家のインターホンが鳴りました。となりのおばあちゃんでした。何が起きたかわからない状態で穏やかに話しつつも混乱していて、とにかく気づいたら横になって倒れていたんだ、と。よく見たら頭に傷と血の固まったあとがありました。救急車をすぐ呼んで、となりのおばあちゃんはじぶんで救急車に乗って病院へ行きました。最後に見た、となりのおばあちゃんの姿です。

小さな脳梗塞だったようです。退院してきてから、お嫁さんがいるときに1回、そして施設で1回。小さな脳梗塞を何度か起こして、そうして亡くなられました。

となりのおばあちゃんのおうちは、取り壊されるそうです。おばあちゃんが施設へ入ったあとも、お庭の手入れをしに娘さんが何度もいらしてました。こないだも、きれいにエンジェルストランペットの花が咲いていました。野良ねこが、よくお昼寝をしている。シュロの木は、年々大きくなっていきます。ベランダから見えるのです。でももうこれも、無くなってしまうんだなあ。

住み慣れた町の、こんな近くの景色まで、変わってゆきます。どうか、安らかに。

ぴこちゃんのワークショップ

ぴこちゃんの本名は幸子(さちこ)です。さっちゃんとゆうともだちがたくさんいるので、わたしはぴこちゃんと呼んでいます。幸せ=ハッピー。ハッピーの[ピ]を取って幸子の[子]、[ピ子ちゃん]→[ぴこちゃん]です。わたし以外呼んでいないので、だーれにも通じません。

きのうは、ぴこちゃん(HP)の個展の初日で、クリスマスオーナメントの絵付けワークショップをしてきました。これはぴこちゃんのできあがり見本(じぶんの塗ったやつ写真撮り忘れてもた)。

わたしはキャンドルのと六角形の星形のと靴下のオーナメントに絵付けをしました。絵付けをしたのは初めてのことだったけれど、とーっても楽しかった。何よりワークショップのメンバーに、ずっと会いたいなあと思ってたハンコ作家のコチカちゃん(HP)がいたり、migiwa disc(HP)のおかくんがいたりで、知った顔もあったので和気あいあいと楽しかったです。焼き上がったら、どんな風になるかなあ。届くのが待ち遠しいなあ。

絵付けをし終わったあとに、みんなでテーブルを囲んでお茶をしました。安城にある[生活の柄(HP)]とゆうお店をやってらっしゃるふるたけさんが作ってきてくれたアップルパイが夢のようにおいしくて、あったかいカフェオレと甘いものでこころがぬくぬくした。うふふ、とみんなが笑っていたのでみんなもきっとぬくぬくしていたと思う。

ぴこちゃんの個展は藤が丘の[時折(HP)]とゆうギャラリーで、11/27までやっています(月・火休廊)。時折のぽきさんとりょうちゃんがまた素敵なおふたりで、一気にファンになってしまった。藤が丘には縁がなかったのだけれど、また会いにゆこう。

午後。薄曇りから雨が落ちてきて、そんな街のど真ん中でなんとも2007年ぶりにDOIMOIのライブを観ました。相変わらず格好良くって、惚れ惚れしてしまいます。こころに響くちょっとふしぎでわくわくした1日でした。

個展からお持ち帰りした、いちじくブローチ。だいすきないちじく。帽子に付けようかな、かばんに付けようか。あ、これから使うコートにつけようか。